しばらく更新がストップしていましたが、また再開します!
今日は「お茶会での作法」についてご説明します。
「お茶会の作法なんて、別に知らなくてもいいんじゃないの?」と思われるかもしれませんが、そんな事はありません!
日常生活にも役立つ作法ですので、覚えておいて損はありません!
お茶会に呼ばれる事ってある・・?
そもそもお茶会に呼ばれる事ってそんなに頻繁にはありませんよね・・。
私もしょっちゅう行くわけではありません。
ですが茶道を習っていない人にとっては、「お茶会」と聞くと「何だか格式が高い」や「肩こりそう」等、とにかく緊張するようなイメージがあると思います。
(ある程度の緊張は必要かと思いますが(;^ω^))
ですが茶道を習っていないからと言って、全くお茶会に呼ばれない。とは言い切れません。
結婚する事になり、相手のお母さまが茶道を習っていたから誘われた。や
たまたま茶道を習っている友人から誘いを受けた。等、いつなんどき、誰からお茶会の誘いを受けるか分かりません。
呼ばれた時に焦らなくていいように、最低限のマナーや持ち物を知っておくと当日にあたふたせずに済みます。
今回はそんなお茶会の時のマナーや作法について、お伝えします。
着ていく服は着物でないとダメ?
お茶会に呼ばれると、一番最初に「何を着ていくか」で迷うのではないでしょうか?
もちろん、一番良いのは着物です。
ですが、着慣れていないと帯が苦しくなったり、きちんと着付けていないと着崩れしたり、と返って恥ずかし思いをするかもしれませんので、
着物は絶対ではありません。
ポイントは「華美でカジュアルな服装は避ける」です。
イメージとしては、お子さんがいらっしゃる方は「入学式・卒業式に出席するような服」、
独身の方は「ちょっと高級なレストランに行く」ようなイメージで選ぶと良いでしょう。
具体的には、
1. ひざ丈スカートorカットソーorブラウスorアンサンブル
2. ワンピース
男性はスーツやジャケットで大丈夫です。(もちろん、男性も着物で行くと喜ばれるので、機会がある方はぜひ!)
逆に避けるべき服装は
1. ジーンズ
ジーンスはカジュアル過ぎる。という点と、正座をすると足がすぐにしびれてしまいます。
パンツスタイル自体も個人的にはあまりお勧めしませんので、避けた方が良いでしょう。
2. ミニスカート
ミニスカートや肌を露出する服(タンクトップや網タイツ等)も避けましょう。
肌を露出し過ぎると、亭主が男性だと気が散ってお点前どころではなくなってしまいます。
レストランにもドレスコードがあるように、お茶会にも必ずその茶席に相応しい服装がありますので、必ず確認してから行くようにしましょう!
どんな場面でも、TPOが大切です!
持ち物は何を持って行けばいい?
持ち物は流派によって異なるかもしれませんが、基本的には、
袱紗、懐紙、古帛紗、黒文字、白い靴下(洋服の時)、白いハンカチ(タオル)、風呂敷です。
簡単な食事(点心)が出るお茶会だと、ポケットティッシュやゴミを入れるビニール袋(念の為)があると良いでしょう。
遅刻は厳禁!!
友人との待ち合わせでも遅刻はダメですが、お茶会の時はもってのほかです!!
何故なら、当日亭主はお客様が茶室に入る時間を見計らって、炭を熾し待っています。
当日だけでなく、何日も前から亭主はお茶会当日、どんな茶碗を使うか、どんな道具を使うか等、沢山の準備をして当日を迎えます。
遅刻はそんな亭主の気持ちを台無しにしてしまいます。
ですが逆に早く行き過ぎるのも、厳禁です。
早く着き過ぎて、亭主の準備を焦らせてしまう事になるので、開始時刻の15~20分前ぐらいに到着するように行くのが良いでしょう。
一般的なマナーでも、早く着きすぎるのはあまり良くないと言われていますよね。
それと同じです。
まとめ
いかがでしたか?
今回はお茶会の時の作法についてお伝えしました。
始めて行く方は緊張し何をしたらいいか分からず戸惑うかもしれませんが、その緊張もいい経験になるはずです。
もし始めてのお茶会で緊張して何をしたらいいか分からなければ、とりあえず、前の人の真似をして下さい(笑)
隣に先生が座っていれな先生の真似でもいいですし、とにかく回りの人と同じ事をすれば問題ないのです!
他の人と違う事をすれば自分一人浮いてしまいますし、よけいに目立って恥ずかしい思いをするかもしれません。
私もお茶会はいまだに緊張しますし、慣れない事も多くて行くといつも緊張しています。
ですが、そのたびに勉強し、学んでまた次回に生かすようにしています。
そうして自分の知識を少しずつ増やしていけば、お茶会も楽しくなってきます。
皆さんも、もしお茶会に誘われたら躊躇わずにぜひ一度行ってみて下さい!
今まで知らなかった事の発見や日本文化の繊細さや、日本の文化っていいな~と思う事がきっとあるはずです。
皆さんにとって茶道が新しい発見の入り口になる事を祈っています。
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