千利休の名言と秘話が奥が深すぎる?!-Part1-

皆さん、こんにちは!

まだまだ暑い日が続きますね・・(;^ω^)

8月に入り、花火大会やお祭りなど夏の行事が増えてきましたが、皆さんは毎年欠かさず行っているお祭りはありますか?

私は奈良に「燈花会」(とうかえ)という、ろうそくだけで奈良の興福寺や東大寺など文化遺産がライトアップされるイベントに行っています!

午前中にお稽古に行って、お昼はお気に入りの釜飯専門店で食べ、デザートはこれもお気に入りの和菓子屋のかき氷を食べて、夕方から燈花会に行きます。この一連の流れを行ってようやく「夏がきたな~」と感じます(笑)

皆さんも、お気に入りのお祭りに行けますように・・。

さて、今回は千利休が残した名言と秘話についてお話していきます。

世の中に影響を与えた偉人達は必ずと言っていいほど、名言や秘話を残します。千利休も例外ではありません。

今回は、その中身を少しずつ見ていきましょう!

 

目次

千利休の言葉

実は、千利休自身が書いた書物はほとんど残っていません。

茶道の心は書物に表わすものではなく、自分で経験して学びとるものである。という精神が昔から受け継がれています。

ですが、その中でも有名な言葉がいくつかありますので、ご紹介します。

・「小さな出会いを大切に育てていくことで、人生の中で大きな出会いになることもあります」

これはこの記事でも何度もご紹介してきました「一期一会」について、語られた名言です。

「この人と会えるのは、今この時だけかもしれない」

「だからこそ、この瞬間の出会いを大切にしよう」

茶道では人との出会いは一生に一度しかないという事を心に置いて、もてなす側ももてなされる側もお互いに誠意を持って接するという考えがあります。

この考えの根本には、千利休の名言である

「小さな出会いを大切に育てていくことで、人生の中で大きな出会いになることもある」

という精神が生きているからなのです。

人生の中で出会いは本当に大切で、「あの人のおかげで、この人と出会える事が出来た」や「あの時のあの人のおかげで、仕事を紹介してもらえた」など、どこでどんな出会いがあって、皆さんに繋がるかは分かりません。

だからこそ、一つ一つの小さな縁や出会いを大切にする事を千利休は説いています。

私自身も、この「一期一会」を体感した経験が何度もあります。

その人達とは初めて会ったのにまったく初対面という感じがなくて、「久しぶりに会った大学の同級生」という感覚でした。

今は住んでいる場所がバラバラなので、会う機会は減りましたが、「何かの理由があって、今この人達と出会えたんだ」

社会人になって新しい人と出会うのは中々難しいと思いますが、この人達と出会えた縁に私は感謝しました。

出会えた縁に感謝する事で、また新しい違う縁も生まれるかもしれまんせんね。

※「一期一会」の詳しい意味や由来は、「茶道を習う上で大切な言葉-part1-」で紹介していますので、そちらをご参照下さい。

 

 

その道に入らんと思ふ心こそ 我身ながらの師匠なりけれ

意味:自分自身が学ぼうという強い気持ちを持ち、 自ら学ぶ姿勢を崩さずにいるという、学ぶ時の心構えです。

何事においてもそれを知ろう、学ぼうと思う心が自分の指針であり、師匠であるということではないでしょうか。

師匠とは何かを教えてくれる人の事ではなく、自分を適切な方向へと導いてくれる人の事を言うのかもしれません。

好奇心や興味があれば自ら様々な事を知り、考え、そこから多くを学び取ることが出来ます。

そうして自分自身を成長させる事で、何事にも積極的に挑戦出来るようになるかもしれませんね。

 

茶の湯とはただ湯をわかし茶を点(た)てて、のむばかりなることと知るべし

意味:茶の湯は難しく考えずにただお湯を沸かし、お客様に差し上げ、自らもいただく、というシンプルな行為であることを言っています。
※ 利休の時代は「茶道」ではなく、「茶の湯」と言われていました。

この言葉の意味は皆さんもお分かりではないでしょうか?

「茶道」とは、難しいものではなく、とてもシンプルなものですが、シンプルな事ほど実はとても難しく奥が深いものです。

 

・「当たり前のことが、いつでもどこでもできるならば、私があなた方の弟子になりましょう」

利休には、たくさんの弟子がいました。

しかし利休以上に茶道に詳しい人や極意を極めている人はいないと言われていました。

利休からすると、彼がしている事は「当たり前」の事でしかなく、利休自身がいつもその「当たり前」が出来ていないので、

当たり前がいつでもどこでも出来る人というのは、自分以上の人物であると語っています。

 

ですが当たり前と言うのはとても難しく、状況によって変わりますし、相手にとっての当たり前と自分にとっての「当たり前」が違うこともよくある事です。

その為本当の意味の当たり前を最低限でもこなすというのは実はとても難しく、いつでもどこでも「当たり前」を実践し続けられるかと考えてみれば恐らく不可能なことだと言えます。

だからこそせめて相手にとっての当たり前を考え提供する事がいわゆる「おもてなしの心」の原型ではないでしょうか?

千利休のこの名言の当たり前という事の難しさを考えさせ、それを実行するための手段である「おもてなしの心」本質を教えてくれています。

 

 

 

 

まとめ

 

千利休が残した言葉・秘話はまだまだありますが、長くなるので、次回の記事で続きをお伝えします。

今日はその一部をご紹介しましたが、いかがでしたか?

千利休が残した言葉は、現代に生きる私達にも通じる所があるのではないでしょうか?

彼が残したものは、茶道だけでなく、茶道をする上での精神を表している言葉もあれば、何かを学ぶ時の心得を示している言葉もあります。

何か新しい事を学ぶ際は、自ら積極的に学ぶ姿勢を崩さずにいたいものです。

Part2へと続きます。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コメント

コメントする

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

目次