皆さん、こんにちは!
以前、ブログの中で茶道具についての記事をかきましたが、今回は茶道を家で楽しむ為には、何の道具が必要かをご紹介していきます!
茶道の道具は凝りだすと終わりがありませんし、また高価な物は車や家が買えるぐらい値段のはる道具もあります(汗)
ですが、今回は自宅で手軽に茶道を楽しむのに「これだけあれば十分!」という道具をご紹介しますね♪
数千円ぐらいで揃える事が出来るので、ぜひ参考にしてみて下さい!
絶対に必要な茶筅と茶碗
まずは、何と言っても茶筅と茶碗ですよね! これが無いと茶道は始まりません!!
ですが、茶筅と茶碗はどこで買えばいいのか迷う方も多いと思います。
まずは、茶筅の選び方のポイントを説明していきます。
- 抹茶の種類に合った穂先を選ぶ
以前、茶道には「薄茶」と「濃茶」の2種類があるとお伝えしました。
それぞれに点て方が違いますので、用途に合わせた茶筅を選ぶ必要があります。
※ちなみに、<穂先>とは抹茶を点てる時、丸く円を描いたような竹の部分の事を言い、<穂数>とは茶筅の先、穂先の数の事を言います。
まずは「薄茶」です。
薄茶は「お茶を点てる」と言いますので、薄茶用の茶筅を選びましょう!
薄茶の茶筅は穂数が多いものを選ぶのがポイントです。
穂数が多いと、きめ細かい泡を点てる事ができて、口当たりがとても滑らかになります。
穂数は、16本~120本と幅広くありますが、一般的な穂数はだいだい80本~100本です。
購入する際は、この本数を目安にして下さい。
次は「濃茶」です。
「薄茶」はお茶を「点てる」と言いますが、「濃茶」はお茶を「練る」と言います。
ですので使う茶筅も変わってきます。
穂数が多い「薄茶」の茶筅と違って、「濃茶」は穂数が少ない物を選びます。
濃茶はかき混ぜる・泡立てるというより「練る」感じで、仕上がりもどろりとしています。
この為、「濃茶」の茶筅は穂数が少ない物を選びますが、自宅用で濃茶の茶筅を持つ人はあまりいないと思います。
何故なら、濃茶はかなりドロッとしていて複数の人(2~3人もしくは4人)で飲むので、自宅で1人で飲む事はあまり無いからです。
- 茶碗購入しましょう!
茶筅を購入したら、次は茶碗を選びましょう!
1つ数千円の物もあれば、何百万・何千万もする物もあります。
茶碗も凝りだすとキリがないですが、自宅用で使うものは高価な物で無くても大丈夫です。
百貨店の茶道具売り場やお茶屋さんでリーズナブルな価格で買えますので、ご自分の気に入った柄の物を買うのがいいですね。
自分のお気に入りの茶碗だと、家で抹茶を点てる回数も自然と増えてきますし、何よりお茶を点てるのが楽しくなってきます♪
・抹茶を購入するのも、お忘れなく!
茶筅とお茶碗を買って、抹茶を買い忘れてしまっては、もったいないですよね(^^;
抹茶もお茶屋さんや百貨店でも買えますし、値段もお茶碗同様、数千円から数万円する物があります。
ここで気を付けて頂きたい事が、抹茶は買ってそのまま使うと、かなりダマになって美味しくなくなります。
使う前に茶こしでこしてから点てると、かなりサラサラになります。
少し面倒かもしれませんが、このひと手間があるだけで、抹茶の風味が全然違います。
茶こしも百均で売っている物で十分です。
抹茶をこした後は、密閉容器や光を通さない缶などにいれて、涼しい所で保管してください。
建水・茶杓・棗はあれば、なお良し
建水・茶杓・棗の3つは絶対に必要!というわけでは、ありません。
建水(けんすい)は茶筅通しをしたお湯を捨てる為の道具なので、少し大きめのスープボウルで代用出来ます。
茶杓(ちゃしゃく)は抹茶を入れるだけなので、ティースプーンで代用OKです。
棗(なつめ)は抹茶を入れる容器なので、無くても問題ありません。
つまり、自宅で抹茶を手軽に楽しむ為の最低限度の道具は「茶筅」と「茶碗」があれば、十分に楽しめるんです!
茶道のお稽古を続けていくと、道具も色々と揃えたくなってきますが、ご自身のお稽古の進み具合や予算に応じて揃えてみて下さい。
まとめ
今回は、自宅で手軽に茶道を楽しむ為に必要な最低限度の道具について、ご紹介してきましたが、意外と少ないですよね?
「茶道を家でする」となると、「和室でなきゃいけない」や「道具を一から全て揃えないといけない」や「道具もそれなりに値段がする物じゃないと」等、考える方もいらっしゃると思いますが、そんな事はありません!
もちろん全部あった方が、お稽古にも役立ちますのであるに越した事はありませんが、揃える事に必死になってしまって全て揃え終わると、燃え尽き症候群みたいになってしまい、結局使わなかった。というのが一番もったいないです。
本来の目的である「家で手軽に抹茶を楽しむ」という事を忘れないようにしてください。
簡単に揃えられる道具だけまずは揃えて、それからプラスαの道具を購入するようにしましょう。
大切な事は、「日常生活の中で抹茶を楽しむ心のゆとりを持つ」という事です。
慌ただしく過ぎていく日常の中で抹茶を飲み、季節の移り変わりやお茶本来の味を感じれれば、少し心も軽くなると思います。
皆さんにも、お茶で心安らぐ時間がありますように・・。
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