皆さん、こんにちは!
今日は、前回の「お稽古場探し」の記事からの続きで、稽古場が見つかったあとに気になる「お月謝」について解説していきます。
お稽古場が見つかって一安心と思いきや、やっぱり気になるのは、お月謝がいくらかかるのかですよね?
金額は稽古場によって多少異なりますので、今回は一般的なケースと私のケースと合わせてご紹介していきます。
お稽古場探しの一つの参考にして頂けると嬉しいです。
茶道を習うと、月謝はいくらかかる?気になる相場は?
行ってみたいお稽古場が見つかり、いざ入門しようと思っても、やはり気になるのは「お月謝」ですよね?
せっかく興味が魅かれたお稽古場が見つかっても、月謝が高ければ躊躇してしまいます。
一番、稽古場の数が多い裏千家を例として挙げると、月謝は約3,000円~10,000円が相場になります。
こう見ると、結構値段に幅がありますよね?
一概には言えませんが、お月謝が安い所はお稽古日が1日だけという所が多い印象です。
(土曜日のみや日曜日のみなど)
ですので、シフト制のお仕事をされている方にとっては、少し通いにくいかもしれません。
少し値段が上がると(約5,000円~)、お稽古日が週末の土日や金曜日もお稽古をしている所もあります。
この場合は、ご自分の予定に合わせて行く事が出来るので、通いやすいかもしれませんね。
ですが、ここで1つ気を付けて頂きたいので、先ほど申し上げた金額はあくまでも初心者の方のお月謝になります。
許状を取ってレベルが上がっていくと、自然とお月謝も上がっていくのであしからず。
また、お稽古の回数は「月3回」となっている所が多いようです。
裏千家に入門したい方は、裏千家のHPから全国の稽古場を検索する事が出来るので、一度チェックしてみてください。
気になる稽古場があれば、紹介メールを出す事が出来てそのメールは裏千家稽古場案内係を通して、先生に転送されるみたいです。
そして、先生から皆さんに返事が来るという流れになっています。
表千家も裏千家同様に、HPから全国のお稽古場を検索出来るので、表千家に入門したい方は検索してみてください。
こちらは「稽古場案内願」という用紙を記入し、表千家不審庵事務局まで郵送もしくはFAXを送ります。
(この「稽古場案内願」に、希望する曜日・時間帯・先生の性別などを記入します)
その内容を見て、事務局の方がご自身の希望に近い稽古場を案内してくれるそうです。
「稽古場検索」で希望を稽古場があった場合は、その稽古場を案内してくれるとの事です。
そして武者小路千家ですが、武者小路千家は表千家、裏千家と違ってHPで全国の稽古場検索が出来ず東京・京都の稽古場のみとなっています。
ですので、武者小路千家に入門されたい場合は、東京もしくは京都の稽古場に行くか、私みたいに紹介で入門するかのどちらかになると思います。
ちなみに、私の場合ですが・・。
私は中高時代の先生に引き続きで教えて頂いてるので、お月謝は月2回で4,000円になります。
また、先生のご厚意で許状を取った場合でも、お月謝は据え置きとして下さってます(^^;
先生の社中は私を含め全員中高時代、茶道部に所属していた方達ばかりで、先生ご自身が私達に愛着を持って下さっているので、このようになっています。(本当にありがたいです・・(>_<))
月謝以外にお金はかからないの?
次に月謝以外にお金はかかるのか?という疑問です。
結論を先に言えば、かかります。
ですが、これも先生の考え方によって異なりますので参考程度にお読みください。
では、月謝以外に何にお金がかかるのか、具体的に見ていきましょう。
まずは、
・水屋代
これは和菓子や抹茶などの消耗品を購入する為の費用です。
次は、
・許状申請料
お稽古を続けていくと、「このお点前をしてもいいですよ」と許可をもらう「許状(免状)」が必要になってきます。
こちらは、ご自身のレベルが上がるにつれて高くなっていきます。
ですが、流派によってルールや仕組みは異なっていますので、ご自身が入門する流派に確認してください。
そして、
・盆歳暮代(お中元、お歳暮など)
こちらも稽古場によって異なりますので、絶対に必要とは言い切れませんが、「お中元」「お歳暮」をする所も少なくありません。
気になる金額の相場は「月謝1ヶ月分」です。
この事に関しては、直接先生に聞くのは少しためらうと思いますので、同じお稽古場の他の社中の方に聞いてみるのがいいと思います。
ちなみに、私の先生は「どちらでもいい」というスタンスなので、お中元お歳暮をする人もいれば、しない人もいます。
私はいろいろお世話になっていますので、日頃の感謝の気持ちを込めてするようにしています。
私個人の意見ですが、した方が感謝の気持ちを言える事も出来ますし、渡す際の礼儀作法・マナーも教えて頂けるので、一石二鳥ではないかと思います。
必ず必要という訳ではありませんので、ここはご自身で判断してくださいね。
まとめ
今回は、お稽古で気になるお金回りの事について解説してきました。
いかがでしたでしょうか?
高いか安いかは皆さんの金銭感覚次第ですが、正直茶道はお金がかかる習い事だと思います。
しかも上のお点前になればなるほど、お月謝が上がっていきますし、許状を取ろう思うと別途「許状申請料」がかかります。
ですがそれを差し引いても、これまでの記事でご紹介したように茶道ではお点前の仕方や礼儀作法だけでなく、わびさびの心や一期一会の精神など、日本人が持っている心の在り方も学ぶ事が出来ます。
忙しくなく過ぎていく日常の中で、ひと時ほっとする時間が定期的にあれば、皆さんの日々の生活も心安らぐものになるのではないでしょうか?
お金以上の価値が、茶道にはあると私は考えています。
皆さんにも、心安らぐ時間がありますように・・。
コメント
コメント一覧 (2件)
とても参考になりました。ありがとうございました。
武田 淳子様
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これからも、武田様のお役に立てるようなサイト作りに努めて参ります。
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