皆さん、こんにちは!
今回は「茶道のお稽古場探し」について、解説していきます。
ここまでの記事を読んで頂いて、「私も茶道を始めてみたい!」と思って下さった方がいらっしゃれば嬉しいです(^^♪
そうでない方も含めて、茶道を始める時に重要な「お稽古場探し」について押さえておくべきポイントをまとめましたので、
参考にして頂ければ幸いです。
では、解説していきます。
「お稽古場探し=先生探し」

「茶道を習いたい=お稽古場を探す=先生を探す」という事ですよね?
簡単そうに見えて、とても難しいお稽古場探しですが、どうやって探せばいいか分からない方も多いと思います。
今はインターネットで検索すれば、たくさんのお稽古場が出てきますが、まず一番最初に考えて欲しい事が皆さんが「どの流派の茶道を学びたいか」です。
これまでの記事でもご紹介してきましたが、茶道には細かく分けて500、大きく分けて3つの流派があります。
主な流派は、表千家、裏千家、武者小路千家の3つになります。
※ この3つは千利休直径の流派で、「三千家」と呼ばれています。
しかし、同じ茶道といえども流派が違えばやはり扱う道具やお点前、また礼儀作法も少しずつ異なってきます。(大きく異なる事はありませんが・・)
お稽古場探しで重要な事は、皆さんがどの流派の茶道を学びたいかです。
私は武者小路千家に所属していますが、他の2つの流派に比べると少しマイナーなので知名度はあまりありません。
対して、裏千家は三千家の中で最大の茶道人口を誇っており、海外にも支部を持っている程なので将来海外に行く可能性がある人にとっては、続けやすい流派かもしれません。
興味を持った流派があれば、まずは「体験」に行ってみて下さい。
ほとんどのお稽古場が体験教室を設けていると思いますので、いきなり本申し込みをするのではなく体験からスタートして下さい。
なぜなら、茶道の世界では、一度その流派に入門するとよほどの事が無い限り、流派を変更する事は出来ません!
流派を変えるのは、マナー違反とされています!
入門したのはいいものの、「稽古場の雰囲気が合わなかった」や「月謝が想像以上に高かった」、「自宅から遠かった」などの理由で他の流派に変更する事は必ず避けて下さい。
そうならない為にも、しっかりと最初の体験で稽古場の雰囲気、毎月の月謝、自宅から通えるかなどをしっかり確認しましょう!
その中でも特に重要なポイントが「先生との相性」です。
茶道だけに限らず、どんな習い事でも「先生との相性」とが悪ければ続けるのは難しいですよね?
せっかく月謝を払っているにも関わらず、相性が合わなくてお稽古から足が遠のいてしまうのは、すごくもったいないです。
それを避ける為に、「先生選び」は妥協せずにしっかりと「体験」に行って自分が納得するまで見定めましょう!
稽古場にもいろいろな雰囲気があります。
先生と社中との距離が近くて和気あいあいとした稽古場だと、先生との距離も近くて楽しい雰囲気であり、
対して、私語がほとんどなく空気がピンと張りつめた稽古場の場合、緊張感はありますがその中に厳しさも含まれている事でしょう。
※ 茶道の世界では「弟子」の事を「社中(しゃちゅう)」と呼びます。
※ 私の稽古場はどちかというと、和気あいあいとした雰囲気の所です♪
厳しい稽古場が決して悪いと言っているわけではありませんので、誤解のないようにお願いします(^^;
どちらが良い悪いではなく、ご自分がどの稽古場の雰囲気に合うかです。
お稽古場探しは妥協せずに、ご自身の好み、そして先生との相性をしっかりと見極めて下さいね!
ことわざにもあるように、「類は友を呼ぶ」です。
紹介してもらう事も出来るの?

茶道のお稽古場探しでは、すでに習っているお知り合いから紹介してもらうのも、一つの手段です。
実際私は紹介で、今の先生に入門しました。
紹介といっても、私の場合は少し話が違いますが・・。
私は中高一貫の学校で中学生の時から茶道部に所属していました。
その当時に外部の先生をお招きして、私達は茶道を教えてもらっていました。
私が高校を卒業する際に、その先生から「卒業後も私の所で続けない?」と誘われ、先生の所に入門し現在に至ります。
ですが、逆に私が茶道に興味を持った友人を先生に紹介した事もあります。
お稽古場探しでは、誰かから紹介してもらうのも方法の一つです。
ここで気になるのが、「紹介してもらったら、絶対その先生の所に入門しないといけないのでは?」と気になる人もいらっしゃると思います。
紹介してもらったからと言って、必ずしも入門しないといけない訳ではありません。
先ほども申し上げましたが、一番大切な事は「先生との相性」です。
お知り合いの方が先生と相性がいいからといって、あなたにもそれが当てはまるとは限りません。
もし、「何か相性が合わないな」「雰囲気が自分の好みではない」と感じたなら、躊躇せず入門は断りましょう。
その際の断り方としては、「もう少し他の所も体験してみたいから」などの理由で大丈夫です。
先生も強引に勧誘する事はないでしょう。
お友達に流されず、あなたにあったお稽古場を探してくださいね!
まとめ
今回は、「茶道を始める際のお稽古場探し」について、ご紹介してきました。
実際、一人で体験に行くのは、少し勇気がいるかと思います。
そんな時は皆さんが茶道を始めようと思ったきっかけを思い出して下さい。
「抹茶と一緒に和菓子が食べたい」「日本文化を体験してみたい」「茶道を極めて先生になりたい」「週末にちょっと癒されたい」など、理由は様々かと思います。
きっかけは何であれ、せっかく何かを始めようと思ったのですから、勇気を出して扉をたたいて下さい。
少しの勇気で、皆さんの新しい可能性・発見がきっとあるはずです。
私自身、ここまで長く茶道を続けるとは思っていませんでした。
ですが、続ければ続けるほど、どんどん茶道が好きになり、「もっと知りたい」、「もっとお茶会に行きたい」、「もっと難しいお点前がしたい」、さらには、「外国人の人にももっと茶道の魅力を伝えたい!」と思うようになりました。
何かを始めるきっかけは、ほんのささいな事かもしれません。
ですが、そのささいなきっかけが、皆さんのライフスタイルをより豊かにしてくれるかもしれません。
今回の記事がそんなきっかけになって頂ければ、嬉しいです♪
次回の記事では、お月謝の相場や始める際に必要な最低限の道具について、ご紹介していきます。
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